猛暑警報 – 自動車火災を防ぐために
厳しい猛暑はドライバーの健康に悪影響を及ぼすだけでなく、車両の点検や使用方法を誤ると、自動車火災のリスクが高まります。
安全な走行を確保するために、Viettraでは以下の点にご注意いただくよう、ドライバーの皆様へご案内いたします。1. 出発前の徹底的な点検
タイヤの確認:適正な空気圧を保つことで、高温や摩擦によるバースト(破裂)を防ぎます。
冷却システムの点検:冷却水の量を十分に確認し、ラジエーターの沸騰やエンジンの故障を防ぎましょう。

2. 定期的なエンジンルームの清掃
エンジンルーム内に溜まったゴミ、枯れ葉、その他の可燃物は、高温になると発火の原因となります。
これらをこまめに取り除き、火災のリスクを最小限に抑えましょう。
3. 車内に可燃物を放置しない
以下のような物を、ダッシュボードや直射日光が当たる場所に絶対に置かないでください:
ペットボトル、水の入った容器、サングラス、ガラス製の装飾品、香水、スプレー式芳香剤、ライターなど。
炎天下に駐車された車内の温度は、65〜70°Cに達することがあり、
この温度はスプレー缶やライターを爆発させるには十分であり、重大な事故につながる可能性があります。

4. 車内での喫煙は禁止
タバコの火や不注意な火元は、思わぬ火災の原因となります。
小さな火でも密閉された車内では大きな危険につながるため、車内での喫煙は絶対に避けてください。
5. 涼しい場所に駐車する
できる限り木陰や屋根付きの場所に駐車するか、**サンシェード(遮光カバー)**を使用し、車内温度の上昇を防ぎましょう。
💡ワンポイントアドバイス:
炎天下で長時間駐車した後は、エンジンをかける前にすべての窓を開け、ドアを数回開閉して熱気を逃がすことで、素早く車内を冷やすことができます。
6. 緊急時の正しい対応方法
エンジンルームから煙が出ているのを確認した場合は、絶対にボンネットを開けないでください。
酸素が一気に供給されることで、火が激しく燃え上がる危険があります。
その代わりに、消火器や砂、土、不燃性の素材などを使ってすぐに初期消火を行い、
同時に乗員全員を速やかに車外へ避難させてください。
